だいぶ前に買った PC、日立の PriusDeck 770HI7WVH3。
ハードディスクがいっぱいなので、容量アップと高速化をすることにした。
ざっと、以下を目的として作業開始。
・パラレルATA → シリアルATA に変更する。
・RAID-0 でストライピングし高速化する。
・160GByte 2台 合計 320GByte に容量アップする。
・メーカーのインストールディスクではなく、WindowsXP の単独ディスクでインストール。
勝手にインストールされるツールをなくして軽量化する。
まずは、パラレルATA → シリアルATA への変更と、RAID-0 を実現するために、PCIバスI/F の SATA 用 RAID-0 対応 I/F カードを準備する。
いくつか、選択肢はあるが、値段の安さで選んで、「玄人志向の SATARAID-PCI」にすることにした。
まずは、PC の筐体を開けて、今まで使っていた パラレルATA のハードディスクを取り外す。
つぎに、シリアルATA のハードディスク 2台 を装着。
1台はいままでの パラレルATA のハードディスクと、置き換えることで取り付けられるが、もう 1台はどこに取り付けようか。
実は、そんなこともあろうかと、5インチベイ に 3.5 インチのハードディスクを取り付けるための金具も買っておいた。
DVDドライブの下というか横のもうひとつのところに、金具をつけたハードディスクを設置。
そうそう、シリアルATA のハードディスクを準備するときには、シリアルATA ハードディスク用の 電源ケーブル と シリアルATA のケーブルも用意しておくのを忘れないように。
毎度これを忘れて、遠くまで買いにいくはめになっていたが、今回は事前に準備OKっと。
次に、DVD ドライブのケーブルを取り外して、今までの パラレルATA に使っていたハードディスクのケーブルを差込み。
これは、パラレルATA のハードディスクのケーブルの方が、品質がよいことと、パラレルATA のハードディスクがなくなったので、DVD ドライブをセカンダリからプライマリに移動するため。
何も付いていない、プライマリを残したまま、セカンダリを使うのが嫌だったのでそうした。
そして、次に、買ってきた 「玄人志向の SATARAID-PCI」を取り付け。ハードディスクとも接続する。
もう使わないアナログテレビ受信カードは、はずした。モデムは FAX とか送るのに使うかもしれないので、そのまま残しておいた。
そして、おもむろに電源ON。
「玄人志向の SATARAID-PCI」の BIOS が起動して、シリアルATA の ハードディスク 2台を認識した。
ここで、RAID-0 の設定をしておく。
ここまで、できたら、後は WindowsXP をインストールするだけ。
PC を買ったときに付属していたものではなく、別に購入してあった WindowsXP HomeEdition のインストールディスクをDVDドライブに入れて、再起動。
インストールディスクが起動して、WindowsXP のインストールが開始される。順調順調!
が、、、、
WindowsXP のインストールディスクで、なんと、RAID-0 化した シリアルATA のハードディスクを認識しない。
どおやら、所持している WindowsXP のインストールディスクには、玄人志向の SATARAID-PCI のデバイスドライバが入っていないらしい。
ということで、インストールディスクが起動した直後に F6 を押すことで、シリアルATA のデバイスドライバを読み込ませてやることに。
が、、、、
途中で読み込ませるデバイスドライバはフロッピーディスクに入れておかないと、読み込んでくれない。
このPCにはフロッピーディスクが無いが、どおしたものか。心底困った。
CD-ROM にデバイスドライバを入れておいて、途中でインストールディスクと置き換えて、デバイスドライバを読んでくれないかな。
→ だめだった。
CD-ROM からデバイスドライバを読むようにはなっていないらしい。
こうなると、残された選択肢は3つ。
1.フロッピーディスクドライブをどこかから入手して、このPCに取り付ける。
2. 玄人志向の SATARAID-PCI に対応した、WindowsXP のインストールディスクを準備する。
3.玄人志向の SATARAID-PCI を使った シリアルATA ハードディスクへのインストールをあきらめる。
1.は、そもそもつけられるのか不明なので、却下。
2.は、どおやって準備するのよ、
ということで、方針は限りなく 3.に近づいたが、あきらめずに調べていくと、2.を自分で作ることができそうな情報が。
答え。nLite というツールを使うのである。
SATARAID-PCI のデバイスドライバ をインストールディスクに入れるとともに、サービスパック3 もあわせてインストールディスクに組み込んでおいた。
こんなことできるなんで、nLite ってすごいですね。
そして、作った WindowsXP のインストールディスクで起動すると、、、、最初に F6 を押して、デバイスドライバを指定する必要も無く、SATARAID-PCI に接続された RAID-0 のハードディスクを 1台の ハードディスクとして すんなり認識した。
ふぅ、やっと WindowsXP のインストールができる。よかったよかった、と一安心。
が、
まだまだトラブルはやってくるのである。
インストール途中で、再移動し、今度はハードディスクから起動のところが、ハードディスクから起動しないといった症状が。。。
BIOS の起動設定順序とかいじったり、再インストールしたりしたが関係ない。
その時点での結論。「SATARAID-PCI ではハードディスクから Boot できないのである。」
But!!!
いろいろ調べると解はあるものである。
なんと、SATARAID-PCI の BIOS のバージョンを下げれば ハードディスクから起動するらしい。
調べてみると、使っている SATARAID-PCI の BIOS は、現時点の最新版となっている。
最新版で動かないとは何事? と思いつつ、他に手もないので、 BIOS のバージョンを下げることに。
が、、、、
BIOS の書き換えは、DOS で行うらしい!! WindowsXP の コマンドプロンプトではだめで、フロッピーなりで起動した、DOS が必要だとの、、
だから、このPCにはフロッピーディスクドライブが無いんだって。。
ということで、BIOS の ダウングレード もあきらめか。
But!!!
CD-ROM で MS-DOS ブート出来るものが作れるらしい。なになに、仮想フロッピードライブを作って、それを 起動ディスクのチェックをつけてフォーマットし、そのディスクイメージを CD-ROM に書いて、、、
仮想フロッピードライブをフォーマットした後で、SATARAID-PCI の BIOS 書き換えソフトも そのフロッピードライブにコピーしてから、ディスクイメージを CD-ROM化。
なんと、CD-ROM から DOS ブート成功である。
おもむろに、BIOS ダウングレードを実行。
BIOS のファイルって、同じ番号でも RAID 用とかの派生があってわかりにくいので、そこは、よく読むこと。
(1回これを間違えて、はまった、、)
そして、ダウングレードした後、PCを再起動。
おぉ!!!ハードディスクから無事に起動した。
これですべて解決である。
あとは、WindowsXP もう一度最初からインストールしてみて、その後、PC のグラフィックとかのドライバをメーカーCDを使ってインストールして完了。
よしよし、である。
なに、、、WindowsXP の認証に失敗するって。
自前の WindowsXP の インストールディスク改 で PC メーカーの コードを入れると、WindowsXP の認証が出来ないのか!! OSとして所持しているライセンス数は合っているのにぃ。
で、しょうがないから電話で認証手続きっと。
ん、なんの問題も無く認証できたぞ。
これで、本当に完了だ。
コメント