車検のときに、故障した部品や壊れそうな部品があるとディーラーから電話連絡がありますよね。
「××の部品が痛んできているので、交換したほうが良いと思いますが、、」 「値段はいくらですか?」 「交換工賃を含めて、1万円です。」 「そうですか。それじゃあ交換お願いします。」
よくある会話です。また1万円余計にお金がかかると思いつつも、安全に関わる部品だったりしたら、まず断ることはありません。
しかしです。よく考えてみたら、言い値でそのまま買ってしまっているのですね。車検の時の部品って、家電製品を秋葉原で値切るように、価格交渉が簡単には成り立たちません。隣の店に行けば同じ商品を購入することができる家電製品とは違うからです。
「高いからいらない。」
といって修理しないわけにはいかないですし、別の店に行っても、結局、メーカーのディーラーでは同じ値段でしょうし。
と、ここで更に考えてみますと、もし値段が「1万円」ではなくて、「1万1000円です」って言われていたらそうなのかなと。おそらく、ほとんどの人は同じように答えるでしょう。
「そうですか、それじゃあ交換お願いします。」
これが成り立つ場合、この部品の利益率は約10%増えることになります。
「10%」大変な利益率の上積みですね。利益率が2%とか3%といった会社が多い中で、「10%」のアップはものすごく大きな値だと思います。でも、車の部品では、10%のアップを簡単に受け入れそうな気がしますね。
「そうか、これが自動車産業の利益構造なのかしら!」(←真偽の程は不明です)
と気が付いたような気分になっていますけど、結局のところどうしようもないので、いつもの車検のように、多くのお金が支出されました。
でも、修理に高額の費用が発生する車は、次は購入しなくなるだろうから、無茶な値上げもしにくいのでしょうけど。
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