Bフレッツの工事でインターネットの接続設定はしません

ネットワークルーター ネット接続

待ちに待った日がやってきました。うちが町から離れていたために、1Mbpsの速度も出なかったADSLからお別れする日です。そう、Bフレッツの開通です。当日の朝電話があって、「工事は午後の予定でしたが、午前に変更できないでしょうか?」との事。もともと午前中がよかったので即OK。10時からということになりました。

 そして、10時10分、少し遅れて工事の人がやってきました。2台の作業車で2名です。

 最初に、光ケーブルの経路の確認を行いました。電線から宅内への光ケーブル引き込み経路の確認です。以前、2階のベランダに面する壁に自分で穴を開けて水道管パイプを通してありました。昔は訳ありでLANケーブルを通してしたパイプです。今は使っていないその穴を使うことにしました。

 上が屋外側、下が屋内から見たパイプの写真です。

 光ケーブルの経路を確認するとすぐに、工事の開始です。まずは、光ケーブルをリールから宅内に引き込む作業をします。下においてあるリールが光ケーブルの束で、2階のベランダにケーブルが延びているのがわかるでしょうか。  驚いたことに、2階にケーブルを上げる方法は、いわゆる輪投げでした。ケーブルを丸く束ねて、1階から2階のベランダに向けて輪投げのように投げるのですね。光ケーブルはこちらの想像よりだいぶ丈夫なもののようです。

 ここからは、2名別々の作業に入りました。1人はベランダに上がり、壁に光ケーブルを取り付けるための加工を施しています。もう1人は電線側の作業に入った模様です。下の写真が、加工を施された光ケーブルです。

 ケーブルの加工が終わると、取り付け位置の確認を求められました。「だんなさん、ここに取り付けますね。」とくに問題はないので了解しました。取り付けたあとはこのようになります。

 あとは、下のようにだらんとした状態の光ケーブルを、

 壁に固定していきます。ケーブルを通す穴まで光ケーブルを導いていく作業ですね。

 急な折り曲げをしないように注意しながら、穴まで光ケーブルを導き、穴は粘土でふさがれました。

 あとは、屋内の作業です。    屋内での光ケーブルの処理については、3通りの提案がありました。1つ目はステップルを使って壁にケーブルを固定していく方法、2つ目はモールを取り付けてその中にケーブルを通す方法、3つ目はスパイラルチューブという保護材で巻いておくだけで固定しない方法です。スパイラルチューブというのは、こんなものです。

 「だんなさん、どうします?」 即座にいろいろ考えましたが、3つ目のスパイラルチューブで保護する方法にしました。工事の人は手際よく通していき、通し終わった状態が以下です。

 ここから先は緻密な作業になります。宅内へ引き込まれた光ファイバーを、ONU(光終端装置)に接続する作業です。接続するといっても、メタルと違って光ファイバーの場合には、いろいろな工具が必要みたいですね。

 光ケーブルは芯線の入った3つの黒い線を平行に並べて束ねた形になっていました。しかし、その中の光ファイバーはごく細い線であり、黒い線は光ファイバーを保護するためだけに存在しているようです。その黒い被服を取り除くと、水色の細い線が現れます。さらに、そのなかにある細い線が光ファイバーですね。下の写真は、光ファイバーの入った水色の細い線の被服を剥いているところです。

 光ファイバーを接続する方法について、以前、ファイバー同士を融着すると言うことを聞いたことがあります。しかし、最近の工事では手間を省くために融着という方法はしていないとの事でした。少なくともうちの周辺では、融着による接続工事をする業者はいないらしいです。では、どうやって接続するのか。その理屈は簡単ででした。

 「光ファイバーの断面を綺麗にし、正確に向き合わせた形で固定する」

ということでした。”綺麗な断面”、”正確に向き合わせ”、というところが、光ファイバーならではの技術のようですけど、原理は単純なものでした。断面を綺麗にするための、専用の切断工具が以下です。光ファイバーの末端は、決してペンチで切ったりはしないのですね。

 そして次の道具が、光ファイバーを正確に向き合わせた形で固定するのに使う道具です。真ん中の溝にストロー状の接続専用のパイプをおいて、その両側から光ファイバーを差込みパイプごとケーブルを固定します。

 接合部はこんな感じになるのですね。

 一方、こちらがカバーをはずされたONU(光終端装置)です。ONUの右上の方の白い部分から、宅内に引き込んだ光ファイバーを入れて、その末端を水色のところに差込んで完了です。

 ONU内部の光ファイバーの引き回しをして、青いコネクタへ接続した状態です。蓋を閉めて完了です。

 光電話も契約したから、ルーターも付いてきます。とりあえずONUと並べて設置しました。その後、屋外電線側の工事が完了した後、光電話の発信と着信の試験を行い工事完了です。電話が通じていれば問題ないという判断なのか、PCでインターネット接続ができるかどうかの確認はしないで完了します。

 さぁ、インターネット接続を確認して、動画でも見てみましょうか。尚、設置完了後に、機器周辺のケーブルが乱れているのは気が付かなかったことにしました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました